天上天下第8巻
今では、格好いい男を描き、可愛くキレイで色気のある女性を描くことに定評のある大暮さんの『天上天下』第8巻です。
表紙は暗器使いの五十鈴です。表紙にばかり目がいきがちですが背表紙イラストもクオリティが高く、私的には背表紙のほうがクールで好きなんですけど。
因みに背表紙を担当するキャラは、ボブ牧原です。
さてさて中身の内容はと言いますと、冒頭で過去編が終わり、いよいよ現代編へと戻ってくるわけですが、話がノッていただけに少し残念な気がしました。
凪が主人公の現代編を楽しむことが出来る自身がありません。この、でしゃばり野郎め。ってのが私が彼に抱く正直な感情です。
案の定、亜夜、真夜、雅孝、光臣の四人が話しをしているところに、どこからともなく凪は現れ話に割り込んできます。もうこのじてんで話は凪を中心に動いてます。
また不満の山が築き上げられていくのかと、思うと先が暗いです。いや、凪が好きな読者には面白いと思いますけどね。私は嫌いなんで。
それと現代編に戻って、不満がもう一つ。ヒロインが亜夜と真夜のダブルになるわけですが、出来れば他の女性ヒロインを用意するべきだと、
私個人では思いました。ヒロイン二人が凪ゾッコンで続けていくのは如何なモノかと。言います、主人公がモテモテで許せる読者は『感情移入』出来る人だけです。
主人公が嫌いな読者は『感情移入』出来ませんので、凪がヒロイン二人にモテても、正直『なんでこんなやつがこんなにモテるんだよ』と思うだけです。
凪を好きになる理由も説得力無く弱いことも大きな理由です。コレに関してはまさに『厨二病』って印象です。
天上天下は好き漫画の一つですが、主人公である凪は嫌いという不思議な漫画です。これから先望むのは雅孝の出番が増えることです。