天上天下第19巻
天上天下第19巻。一言で言うと、『やりすぎ』です。これはひどい内容です。
先に言っておきます。この巻から主人公は宗一郎ではなく雅孝へと変わります。予想とか、私の願いとかではなく確信に近いものがあります。
天上天下って当初、学園モノでしたよね。いつからこんな壮大なスケールになったんでしょうか。しかも、漫画世界の時間では宗一郎が学園に入って、
まだ3ヶ月しか経過してないんですよ?出てくる仲間とか、もう何年という長い付き合いがあるような感じで描かれてますが、たった3ヶ月ですから。3ヶ月。
光臣と俵。宗一郎と比呂彦。そして雅孝と光臣。今回はその三つのお話です。
宗一郎と比呂彦の闘いは一瞬壮絶な闘いのように見えるのですが、実際は比呂彦フルボッコって感じです。描写も作者得意のプチグロが入っています。
比呂彦が妹と同化したりと・・・これまた作者得意の『やりすぎ』ですね。なぜそこまでして宗一郎を強く見せたいのか、
そこまでして、宗一郎を『悪に仕立て上げてまで』強く見せなきゃいけない意味はなんなのか。んー、なんか作者がヤケになってるように思えます。
某大型掲示板のみならず、読者達の間でも宗一郎は相当叩かれてましたからね。自分がこれといって作り上げた『凪宗一郎』という主人公がここまで叩かれるとは
思っても見なかった事だろうし。若干の悔しさというものがあったのではないのでしょうか。まあ、でもこうなってしまったのは作者自身が宗一郎を甘やかせ過ぎたのが
大きな理由だと思うのですが。凪宗一郎というキャラは連載当初からヒロインの二人から好かれ、十分な説明もなく簡単に強くなっていき、そして生意気な態度ばかり。
そんな『厨二病』の塊である主人公が万人から好かれるわけがない。作者が、自分がこうだったらいいなと願い思っていたことを、詰め込んで出来たキャラ。それが凪宗一郎。
色んな意味で暴走が始まったような気がします。これからは楽しみだから買うのではなく、多分慣性で買う事になると思います。