天上天下第16巻
あまり必要性を感じない戦国時代編と、現代に戻ってからは天覧武会予備選が始まります。
戦国時代編で色々と、現在に繋がる重要なお話がなされていましたが、戦国時代を用意せずとも、現代で話を進める内にチョコチョコと語っていけば良かったのでは。
一気に新しい知識を与えられても、きっちりと把握するのは難しいです。戦国時代編は面白くなかったというのが本当の気持ちです。
そして戻って現代編では、天覧武会予備選が始まります。どうも天上天下のパワーバランスというものが分かりにくいです。
予備選が始まる間近、浮ついた舐めた気持ちでいる宗一郎やボブに対して、「予備選ナメてんじゃねえっスよ。テメぇら」って部員の一人に言われる場面がありますが、
そら普通に舐めた気持ちにもなるんじゃないでしょうか。柔剣部の敵になる相手など、光臣率いる執行部くらいなものでしょう。しかも光臣だけ。
宗一郎一人で瞬殺できますよ、本当。たった三ヶ月で宗一郎を強くし過ぎました。ここまでいくと、天上天下内で『異能』と『一般人』を分けた方が良かったかも。
光臣も暴れ牛と特訓を重ねていますが、こんな特訓を幾らこなしたところで、宗一郎には全く歯が立たないと思います。
大型トレーラーを拳一つで粉砕するんですから宗一郎は。迫力満点に見せたいが為に今まで取った過剰描写演出が、読者に対して、
パワーバランスをあやふやにさせてしまったのではないのでしょうか。なにごとも程ほどにするのが良いと思います。
まあ、予備選内で宗一郎が闘うのは光臣だけ、とかマッチメイクを考慮すれば破綻した内容にはなりませんけどね。今更、宗一郎VS神楽とかやられてもね。